2006年7月に日本で初めて認証された大腸がんの治療薬「アバスチン」。
海外では一般的な治療方法として選択されていますが、日本ではなかなか実施されていませんでした。新しい治療法としての期待が高まりますが、アバスチンは日本の大腸がん治療において救世主となるのでしょうか?
この薬は抗がん剤ではありません。抗がん剤と併用することで治療効果をアップさせるお薬です。がん細胞に直接作用するのではなく、がんに栄養を運ぶ血管に対して作用します。
増殖するために新しく血管を取り込むのを阻害します。
がん細胞の周りの血管にも働きかけますので、抗がん剤がスムーズに行き届き効率よくがん細胞をたたくことができるのです。
がんの中でも早期発見早期治療ができれば100%の治癒も可能な大腸がん。ですが、進行性のものに関しては治療の効果が望めませんでした
。実際に病気と戦っている方にとって治癒の可能性が閉ざされると言うのは非常につらいことです。そんな進行性の大腸がんにアバスチンは有効です。
大腸がんにアバスチンと抗がん剤を併用することによって手術の難しかった転移がんについても手術するとも可能です。それによりかなりすすんだがんであっても治癒の期待が持てるようになりました。
まさに大腸がんの救世主とも言うべきアバスチンですが、薬には必ずリスクがあることも理解しておかなくてはなりません。
体の状態によっては使用できない場合もありますし、従来の薬にはない副作用もあります。
どのような治療する場合もしっかりドクターと話し合い理解と納得をすることが大切です。